ラン

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    • 過去最高の練習量で臨んだ今回のレース、多少の自信があったが..走り出して好調であることが実感でき、抜くことはあっても抜かれることはなかった。J−Baetの先輩達とも空港周辺の折り返しで会い、その差がそんなにないことを確認して、気合いが入った。空港付近から福江へ向う道で早くもYURIさんと会い、コレハイカン10分ぐらいしか差がないことを知りケツに火が付きペースアップを図った。そのあたりから異変が起こった。左足裏に何かがあるのだ。ソックスがヨレテ足裏に豆でもできたような感触、小石でも入っているのであろうと一旦止まってシューズをはき直したが違和感は消えない。違和感はだんだん大きくなり痛みに変わっていった。そうしている内に、前にJ−Beatのユニフォームが見え、近づいていくと何とSayさん!アキレス腱の古傷がレース中に再発して苦しんでいる。もちろんSayさんは周回の2周目で25km地点ぐらいか?Sayさん今年は9時間台でハワイ行きと思っていたが..ここから7kmぐらい?Sayさんと並走させてもらう。15km地点ぐらいか?走っている内にあまりにも足裏が痛く、靴下が悪いのだと思い靴下を脱いで走り始める。足裏はこの時点で豆がつぶれたようにグチャグチャになっていて、この時点でリタイアを考え始める。もはやまともに走れなくなり、左足を付くのが痛く、今度は左膝までも痛くなってきた。過去にこのような経験をしたことがないので..レースガオワッタラアルケナクナッテシマウ..コノママビョウインイキカ..トウキョウヘカエッテシゴトドウスルノ...不安と苦しみの中をただ惰性で走っていく。道路左側の白側線の上を右足を運んでいくと若干右足の着地が楽になるのでその上を走っていく。足裏の感覚は麻痺していき、左膝はスルドイ激痛にかわってきた。さらに左足カカトが靴ヅレで痛くなってきたので脱いでいた靴下をはき直すが..イタイイタイ本当に痛い。一周が終わり福江の町に戻ってきたところで、応援していたTaroさんに会う。(22m地点ぐらいか?)「大丈夫だイケル、このままのペースで完走できる!」と力強い応援をいただく。(早朝からすっとの応援で大変であったと思います。感謝、感謝です。)ここでハット正気にもどり、脚が壊れていいからゴールを目指そうと心が変わる。そうか!4時間で20kmを走ればよいのだと少し元気を取り戻す。アキラメタライカン。頑張って走るが、歩いて行く選手に追い抜かれる。歩いた方が速いのかと思って歩くと、もっと遅いので、仕方なく走る。30km地点で後ろから大島さんに追い越される。すごいペース!あのように走れたらとウラヤマシク思う。そのうちに暗くなり闇の中を走る。誰もいないところもありさびしい。サビシイ、イタイ、ヤメタイ。37km地点でYuriさんに追い越される?一度、私を抜いた後にハンガーノックを起こしたようだ、マラソンスペシャリストのYuriさんですらもトラブル。アイアンマンは簡単ではない。残り5.4.3km..まだまだつらい。まだ辛い。やっと富江市内に戻ってきた。残り2km、まだ1時間ある。ここから楽しもうと思った。身体は痛いが..達成感!本当に大きな達成感、何の形もなく誰にもわからない大切なもの..この日を迎えるまでイロイロなことがあった..湧き出るような感動は無い..涙も出なかった..よくやった..記録はよくないが本当によくやった!あと500m、400m、200mでゴールだ..あれ!Taroさんだ、「よくやった!頑張った!」とほめていただいた。これは本当に嬉しかった、ジジイになって褒められたのは本当にうれしかった。オセジでないのがわかり本当にうれしかった。そして、「さあゴールを楽しんできて。」と言われた。今までで一番頑張ったと思う、全力を出し切ったと思う。苦しかった。暗闇から光へ、孤独から歓迎へ、まばゆいばかりのゴールを楽しんだ。GuTaroのみんな本当にありがとう。みんなのことを考えて家族とゴールをしました。(家族には皆のことをいつも話しています。)
  • 6/30火曜日 雨
    • 朝練バイクの予定であったが雨のため中止
    • 朝練−JOG45分5km−明学右3
      • 雨の中ゆっくりと走る。
      • 足裏のマメは固くなった。膝は大丈夫そうだ。
      • またここに戻ってきた。
      • レースは終わったと感じた。